Ukulele Picninc in Hawaii より日本に戻っています。とっても楽しかったし、充実した日々でした。生まれ変わった、というか、新しい何かが始まったような、そんな気持ちがします。それがただ気のせいなのか、本当なのか、は今後のわたしの動きをみてご判断していただきたい。とにかく順を追って今回のハワイツアーがどんだけスペシャルだったのか、ここにまとめていきたいと思います。まず初回はハワイ島での「コアの木の植樹」ツアーについて
スペシャルな今回の「コアの木の植樹」プロジェクトはウクレレメーカー「Kanile`a (カニレア)」さんがやっているプロジェクトで「コアの木を植えて本来のハワイの森に戻すこと」を目的にしているもの。2014年にハワイ島に膨大な土地を購入したあと、コツコツとコアの木を植え続けています。私たちもその一員になるべくハワイ島へ 1 Day Tripへ。
ホノルルから国内線に乗り、ハワイ島、コナに到着。空港では現地ガイドの写真家の石川さんが待っていてくれました。石川さんの運転でまずはコナコーヒー農園へ。
美味しいコーヒーを試飲してワイワイして盛り上がり、その後はコナコーヒーがどうして質がいいのか、など無料の農園ツアー(日本語)でのレクチャーを受けながら、最終的にコナコーヒー購入。とっても美味しかったので、わたしなんか 25000円分くらい買ってしまった(業者かっ!)
コーヒーでワイワイしたあとは南に車を走らせ(ガイドはもちろん石川さん)、到着したのは、これまた有名な「MANAGO HOTEL」。老舗ホテルに併設のこれまた老舗レストラン(食堂)でマナゴホテルと言えば「ポークチョップ」を堪能。美味しかった!!!!! 最高だった!!!! 気づけば地元のお客さんで満席。前菜で出るお野菜(もやしのが最高だった)たちも美味しくて。ノスタルジックに浸りながら私たちはワイワイ。このあと訪れる「新しい体験/感覚」を予想すらせずに。ひたすらワイワイやっておりました。楽しかったな。
さてさて、ランチ後にいよいよ「植樹ツアー」へ向け車でどんどん奥地へ。本当に奥地へ進むのでわたしたちはドキドキしながら向かいました。「ここではないどこかへ連れて行ってしまうではないか」などと、みんなでワイワイ話ししながら。
動物を右手、左手に見ながら「大丈夫? 今の動物は馬だった?」 「いや、ユニコーンだったかも?」なんちゃテーー。などと騒ぎながら。でも不思議なこと、本当にいっぱいあったんですよ。
5つか6つのGATEを経て、ようやく到着。Kanile`a のオーナーJOEさんと息子のKaimanaくん、そして日本の代理店であるHOSCOのシンジさんが待っていてくれており、ここからようやく本当の目的がスタートしてきます。
コアの木は成長するまでに実に100年もの時間がかかると言われています。そしてコアの木がちゃんと成長するのは、ほんのわずか、とのこと。とにかくコアの木を育てていくのはとても難しいそうです。天然に育つコアの木は本当に天に選ばれたものなんだとか。
ハワイにコアの木がなくなっている今、コアの木を植えていく活動で本当のハワイに戻していくビジョンを大事に2014年からスタートKanile`aのファミリー。ハワイ人故、またコアの木を扱う職業故に、大地へのリスペクトを重んじ自分が亡くなってもハワイが豊かな森でいてくれることを願っているとのこと。大きな地球への取り組みです。なので、この植えたコアの木でウクレレを作るということはないそう。自然と一緒に住み、そこにリスペストがあるからこその取り組みです。
電波も届かない土地。そして可愛い小屋。そのお家の裏手に網で囲った「苗木を途中まで育てる場所」があります。「コアの木の成長率を上げるためにここ2年はとても苦労しているし、今でも育てることを勉強している、最初は失敗ばかりで苦労したけどね」とJOEさんはおっしゃっていました。
小さな種を植えて、芽がでるのを待って、だいたい1メートル半から2メートルになるまでこの「準備室」(←勝手に命名) に居てもらう、とのこと、その期間はだいたい 1年から1年半とおっしゃっていたように思います。もちろん苗木の個性もあるので大きさや太さなどはそれぞれです。もっと長いこと準備室にいた方がいい場合もあるかも。また雨(水も)再利用しているとのこと。いろいろ全てが循環しているように思いました。
種や葉っぱの成長のレクチャーを受け、いよいよ「準備室」で育った苗木を自分の完成でチョイス。これはもう宇宙の采配に任せましょう。それぞれがそれぞれにピンときた苗木を選びました。わたしは「最初に触った苗木」にしました。なんとなく。そう、わたしは浮気をしない真面目な人間なのだ!!! ワハハ。
苗木を持って「準備室」にさよならし、私たちは裏の広大な土地へどんどん向かいます。途中「オヒアレフア」の木に出会ったり、数年前に植えた成長しつつ「先輩のコアの木」を横目に「こんにちわ、新米です。お世話になります!」的な挨拶を大地にしながら、カニレアファミリーの先導のもと、奥へ、奥へ、進んでいきます。
見晴らしのいい場所を選んでくださったようで、最初にJoeとカイマナによる植え方のレクチャーを受けた私たち。興味津々でそのやり方をみます。丁寧なレクチャーのあと、いよいよ自分たちの植樹です。
シャベルで土を堀り、苗木の根っこがすっぽり入るくらいまで深く土を掘っていきます。苗木を沈め、土をかぶせていきます。その時に結構硬く抑えること。そして、その周りは少しコンモリさせます。これは水をかけた時にちゃんと苗木へ水がいくように、水が逃げないように、とのこと。要するに「もんじゃ焼き」の感覚です。もんじゃでも土手を作りますもんね。
苗木を植えて水を与えますが、わたしが素敵だな、と思ったのは水は「IPU」(イプ/ハワイアンミュージックやHULAの打楽器)の中に水が入っており、苗を植え、その自分の手についた土を水で流す時に「自分のマナ(気持ち)」 を入れなさい」 と おっしゃっていたこと。自分の気持ち、大地への気持ち、自分の未来を込めて、わたしも手をすりすりしながらIPUに入った水で手を洗い、苗木の根っこへ水を与えていきます。ちゃんとわたしたちのそれぞれのマナが入ったかな?
みんなで自分の想い想いの気持ちを込めた苗、最後にGPSで場所を登録していただき、さらに自分の植えた「コアの木」の名前をつけて終了。名前だけでもいいと思いますが、わたしのは 「LINA E LOA」(リナの新しい人生) となりました。新しい人生の幕開けです。オーーーーやったね!!!
(後日 ウクレレピクニックインハワイ当日にカニレアウクレレより証明書が送られます。)
ちゃんと丈夫に育ってくれるか、などは、心配だけど、きっと大丈夫。私たちは大きなパワーをもらい、ここハワイに背中を押してもらい大きな人生への旅をまた新たにスタートしたように思います。この苗が100年続いて自分の気持ちや想いが100年続くと思うと、「ああ私たちって生かされているんだな」と。だからきっとこの先も大丈夫。
私たちは大きな大地に生かされ、出会う人、出会う場所などもきっと導かれています。みなさんどんなきっかけでウクレレを弾くようになったのか、それはわからないけど、このようにいつも自分を励まし、楽しませてくれる楽器「ウクレレ」に少しでも感謝の念があるなら、きっとここに導かれていくでしょう。ウクレレを弾く人に悪い人はいないけど、このツアーでまた関わる人や自然のあたたかい愛につつまれた気分になりました。 THANKS MOTHER NATURE.
みんなで大地に根付いた大きなミッションを終了し、気持ちも穏やか。次回はここへ泊まってじっくり自然と対話したいな。キャンプしたり、ライブもしたいね。メネフネに出会うかも!なーんて話をしながら最後に大きなコアの木の下でパチリ。この写真が、みんなの表情が全てを物語っています。素晴らしい経験に感謝。
カニレアファミリーのJoeさん カイマナさん、そしてHOSCOのシンジさん、ガイドの石川さん、ツアーに参加したスペシャルなみんな、ありがとう。 また情報をシェアしていこうね。 とにかく全てがスペシャルで楽しかった!!!!! みんなの新しい幕開けの話の続きを楽しみにしているよ。
来年もまたその次も成長を見に行きたいそんな場所です。
Much Love and Aloha
Lina