@ 鎌倉 cafe dimanche(鎌倉)

2006 05 06

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僕はいつも一仕事終えると鎌倉とか葉山辺りによく足を運ぶ。こんなに時間がゆったりと流れる楽園の様な場所が家から僅か1時間ほどのところにあるというのは、僕にとっては救いといってもいいくらいだ。


LinaLinaのLiveが始まる予定の時間よりも1時間ほど早く着くように家を出た。僕が毎朝飲んでいる珈琲はdoisという店のもの。鎌倉に暮らす友人から時々送ってもらっている。その店にいつか顔を出してみたい思っていたのだ。駅前からのくねくねした細道を歩いているだけでちょっとした旅気分になれるのも、鎌倉のいいところ。あえて遠回りをしてみたりするのもいい。しかし、遠回りをしたおかげで、あえなくお目当てのお店は閉まっていた。
実は今日のLiveの会場はこのdoisの姉妹店。僕はビールを片手に、決して広くはない会場の一番後ろの隅の方で、周りの人たちの気分も肌で感じながら、LinaLinaの歌声に耳を傾けていた。
昨日までの仕事のこととか、一年前に行ったラロトンガという小さな島のこととか、学生時代に延々3時間くらい歩いて海岸を目指したこととか、そこでみんなで見た朝日とか、そんなことが時々頭をかすめた。日常からちょこっとはみ出しつつも、どこかで日々につながっている気分だった。
会場を後にする。海岸に出たわけではないのだけれど、何となく海の雰囲気を家に持って帰りたくて、僕は鎌倉の地ビールを仕入れていくことにした。
これでしばらくまた、頑張れそうな気がする。
– 小川謙治(映像ディレクター)
「カフェ ヴィヴモン サムディ」土曜日が待ち遠しい
Date:  5/6(sat.) 2006 鎌倉(KAMAKURA) @@鎌倉 カフェ ヴィヴモン ディモンシュ