現在ロンドンに住んでいるANちゃんという友人から荷物が届いて、このエコバックが入ってた。Tescoとはイギリスにあるスーパーマーケットらしい。私はヨーロッパ圏には、まだいった事無いのでわかんないけど。これは大型のトートバックという感じ。大きめで麻？で出来てるのかな？軽いしかなり活用しちゃいそうだ。でへ。。。。。。。。。。。。。
私はANちゃんに自分が読んでナイスな本があるとタマーに送っている。今回はマンガ、聖☆おにいさん が絶対に彼女も気に入る！と思い、１巻、２巻とお菓子などを段ボールに詰めて送っておいた。ラーメンやオセンベなどのお菓子をテンコモリにいれたのでANちゃんのダンナは「リナのお菓子のセンスがおばちゃんだ」と言っていたらしい。笑。まあ、いいか。笑。ANちゃんはスタイリストという仕事をしていて私はいつも彼女に衣装をお願いしていた。そんなANちゃんが日本を離れてロンドンにいって数年。ロンドンでもモチロンスタイリングの仕事もこなし、日本から一緒にいったボーイフレンドとロンドンで結婚してボーイフレンド、ああ、ダンナか、彼は今、学校に行っているそうだ。ダンナも私たちと同じ店でバイトしていた仲間なので私は２人ともよく知っている。大好きな友達だ。２人でロンドンで頑張っている。ファイト！夫妻！
ほれ？てんとう虫。
私達は青山にあるカフェでバイトしていた。そのカフェのバイトのメンヅ、レディースはみんな何かをやっている、目指しているコばかりだった。香港や台湾でも人気のモデル兼俳優であるタツオ（DEAN FUJIOKA）もそのひとりである。
ANちゃんは当時、スタイリストのアシスタントをしていて、その間をぬってバイトに来ていた。たくさんのミュージシャンや俳優さんを手がける日本の大御所スタイリストB氏のアシスタントとしてとても激務をこなしていた。だけど、独り立ちしてからのほうがはっきりいって激務そうだった。どんな仕事も同じだ。フリーになると全て自分の責任だし激務になる。それでもANちゃんは私をずっと応援してくれてた。私が頼めば、ダメとはいわず、必ず衣装を自分のやら友達の私物やら、友達のお店で借りてきたものを私の為に用意してくれた。
getta というファーストアルバムをリリースして、キャンペーンで大阪に行った。大阪のアメ村の中にあったタワレコでインストアのライブがあって、せっかく大阪に行くならと、友達に頼んで大阪市内でのカフェでのライブを１本入れてもらった。もちろんナイスな衣装をANちゃんに用意してもらって大阪へ出かけた。
カフェでのライブはお客が全然いなくてショックだった。それはいつも東京でやるときはホームなのでみんな友達が応援に来てくれていて、それに慣れてしまっていた自分がいた。たかがインディーのリリースと思うかもしれないが、私にとっては一大事だった。自分がイメージしていたとは正反対のこの状況。いつもの東京のライブとは正反対のこのポツポツしか人のいないライブ。だけど自分でいれたんだからしかたない。誰のせいでもない。さらにその日は「御堂筋パレード」という大阪でのお祭りと同じ日で人はほとんど外に出てしまっていたのだ。
なんだかとても悲しくなって、なにやってんだろう、とか、いろいろな思いが交錯して、ホテルに帰ってワンワン泣いてしまった。ANちゃんはこのリリースをとても喜んでくれていて、忙しい中、ナイスな衣装を用意してくれていたのにそれに応えられなかったような気がして申し訳なかった。ワンワン泣きながらANちゃんと、数日前のダイアリーにも書いたL.A.にいる親友に電話した。その２人ならなんとなくこのなんともいえない気持ちをわかってくれる気がしたのだ。
東京にいるANちゃんは私の子供のような泣きじゃくった電話の様子にビックリした様子だけど、ANちゃんも電話の向こうで泣いていた。みんな応援しているよ。インストア終わったらはやくこっちに帰っておいで。と泣きながら言ってくれた。L.A.にいる友達は、オレなんかダンスクラスで「アンタのタイコじゃ踊れないんだけど！」って言われたよ。笑。って、自虐的ギャグを励ましにかえて言っていた。その２人はわかってくれた。それだけで私はとても嬉しかった。そして気持ちを切り替えて臨んだアメ村タワレコのインストアは人がいっぱいで大成功だった。
エコバックと一緒に古着のワンピースとアクセサリーが入っていた。アクセはきっとこの服に合わせたもので服と一緒に身につけてねってことだ。私はほんの少しだけANちゃんに今の事情を伝えたけど、同封されたカードには「ライブで着てね。」と書いてあった。それは、いろいろあっても「それでもがんばれ」ってことで、ANちゃんなりの叱咤激励でもないけど、ANちゃんは全部、深く、よくわかってくれているなって思って、また泣きそうになった。
ANちゃん、このお洋服は10/31のシャングリラのライブで着ようと思うよ。次のリリースやら何やらかにやらも頑張るよ。うまくいえないけど、どうもありがとう。