My latest thing / ここ最近のわたし 〜ハワイ1〜

Journal

2013 12 04

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ここ最近はハワイに行っていました。。。。。。。

久しぶりのハワイ。やっぱり凄いところでした。ハワイ島に少し、あとは友達もいるのでオアフ島だったけど、ハワイ島にもっと居るべきだったと思いました。「たまたま家にあったから」という安易なスタートで弾き始めたウクレレ。母親がフラをやっていたからということもあるけど、ウクレレが仕事になりました。私がなんでウクレレを弾くのか、今回でその意味も少しわかったような気がします。まだまだスタートで、もっとハワイを自分に取り入れないといけないな、って。長いスタートの始まりを感じました。まずは1として。


本年は新譜となる4枚目のCD「Ukulele Lesson LeLeLe」を、そして初の書籍「たった5つのコードで弾けるやさしいウクレレ名曲集」をリリースしました。各方面からとても好評だと聞き嬉しく思っています。書籍にはアレンジした掲載曲の30曲をCD収録しました。レコーディングはすごく大変でした。なんせ30曲ですから。コードバッキング、ソロ、唄、と30曲ありますの。その中でハワイアンソングをうち3曲アレンジし、レコーディングしたのですが得意ということもあってまあ早い。もちろん1発でOKテイクです。それと同時に「やっぱり好きだな」っていうのを深く感じました。

とても好きでとても得意なのにわざと遠ざけていました。その理由は大きくわけて3つあります。いまではとてもくだらないものにとらわれていたように感じますが、デビューの際に心ない人から「ハワイアンミュージックをばかにされたこと」。2つめにクリエイティブする人ならわかると思うけど「オリジナルで勝負したい」という思い。最後に、結局わたしは日本人なのでハワイの人にはなれない「もどかしさ」が大きくありました。しょせんウソになってしまうなということです。

私が10年少し前に最初にCDをリリースさせていただいたときにレーベルの人や私に近い人はウクレレをひいて歌う事、バックグラウンドにハワイアンミュージックのキャリアがあることについてとても好意に思ってくれていました。しかし心ないひとやライブなどで「ウクレレを弾いている以上ゼッタイに売れない」「ハワイアンなんか絶対にだめだ」と。。。。ココロ無い人っているものですよね。。。。。それからやっぱりカバーではなくオリジナルを聞いてもらいたいって思いが強かったです。楽曲を作る人ならば皆さんそういう思いがあると思います。カバーではウソになるのではないか、などの戸惑いもありました。


そんなこんなで少し自分とは遠くに置いていたハワイアンミュージック。たくさん唄えるのに、たくさん弾けるのに、その知識はたくさんあるのに、なぜかやろうとしなかった。近くにありすぎて見えなかったのかな? でも今年の新しいステップを期に「行かなきゃ」という気持ちになりました。そしてやっぱり今回の渡ハは本腰いれて自分によりハワイを吸収していこうと思えた素晴らしい滞在になりました。



ハワイ島の本をたくさん読んで会ってみたいなと思ってコンタクトしたKeiko Forestさん。たくさんの雑誌でそのサスティナブルの暮らしを拝見していました。あとはミオさん著の「はだしのハワイ」あとKeikoさんが書いた「ヤナの本」。東京とはまったくちがうジャングルライフ。いろんな人にも合いたかった。現地に根付いた滞在にしたかった。


ジャングルの中の暮らしやジャングルをかき分けると知るシトぞしる素敵満載スポット。それからKeikoさんの計らいで素敵なミュージシャンともであいもありました。


Kalapana というところがあります。溶岩が流れ流れてきたけど、Uncle Robert FamilyがすむこのKalapanaの一帯は溶岩がながれてこなかった神聖な場所だとKeikoさんが教えてくれました。そこをずっと守り続けているFamily。Uncle Robertは酋長でもあります。各アイランドの酋長が集まって会議するときもここに集まるそう。そんな方に少しだけお会いさせていただきました。

Uncle Robert ) 名前なんていうの?

Lina ) Linaです。

R ) おう、ハワイアンネームじゃないか。

L ) そうなんですよ。アハハ。


そんなやりとりからして(Keikoさんの計らいで)耳元で少しだけ演奏させていただきました。

そしたら、
R ) 今日の夜のライブに来たらいいよ。出たらいい。

って。そうなの?、、、、、
握手した手がとても大きくてとても温かくてびっくりしました。強くて大きな愛をもった方でした。



毎週水曜日の夜にこのKalapana では「ナイトマーケーット」という野外の夜のマーケットが開催しています。本当にものすごい人が集まります。車を停める場所を探すのに大変です。そこでライブ演奏しているのがこのハワイアンファミリーです。その演奏がすごい。ライブはだいたい19時から朝まで。もちろん譜面などもないし、朝までずっとライブです。チャージもなし。ココロに届いた人がチップを入れます。私が探していた、本当の言葉で伝えるハワイアンの、本当のハワイアンミュージックがそこにありました。


金曜日の夜だったけどそこに混じって少し演奏させてもらいました。
「今日はゲストボーカルが来ています。日本からきたLinaです」と紹介されステージにあがり、少しだけ唄わせてもらいました。すごく貴重な経験でした。もっと練習してくればよかったな。笑。


日本、東京や都市にいると決まった固定観念に捕われてしまうことが多くあります。自分はそうではない、自分は自由なんだ、とも思っても知らず知らずのうちに凝り固まってします。筋肉ですかね。もっと自由でもっと羽ばたけると背中を押されたようです。まだまだ始まったばかり。スタートを切らせていただいたKeikoさん、本当にありがとう。これからもよろしくね。