My latest thing / ここ最近のわたし / Hawaii 2020

Journal

2020 03 28

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1ヶ月くらい前に帰国した今年のハワイのイベントについて、少し遅くなりましたがまとめていきたいと思います。

今年も ウクレレピクニックインハワイ に参加させていただきました。素晴らしいロケーションで素晴らしいアーティストのみなさんと一緒に演奏できること、毎年とっても嬉しく思っていますし。参加されたアーティストさんみなさん素晴らしかったですし、自分のライブも無事に終えることができてホットしました。自分のライブもよかったと思います。

さてさて、今回は指導している子供生徒がウクレレコンテストにエントリーしたこともあり、いつもとは違う感じでハワイにステイしておりました。昨年の春から春日部にありますフリースクール松実高等学園初等部のみなささんにウクレレを指導していますが、そこの生徒2人がインターナショナルウクレレコンテストにエントリーしました。

まだ一年足らずのレッスンで大きなステージにたつなんてとても度胸のいることですが、オリジナルの楽曲を書き下ろしまして、譜面も暗記して、堂々とした演奏でした。とっても成長した姿が見れました。

松実高等学園のキッズたちは色々なことを抱えたキッズが多くその悩みは様々です。なんとなくいきたくない不登校の子から、ADHD、LD、またはメンタル問題も抱えた子もいます。でもものすごく頭の良い子も多いですし、受け答えも普通です。要するに普通の児童ですが、単に普通の小学校に通ったら馴染めないっていう、個性的なキッズがいます。個性的なだけです。

私がウクレレに対するイメージは「平和」や「癒し」で。その音色と小さなボディーの弾きやすさから「ウクレレから始まる音楽療法」を独自のメソッドとして、松実高等学園初等部のみんなには指導しています。みんなとても素直で楽しんでくれています。上手に弾くことが正しいのではなく、児童それぞれが音楽を通して、ウクレレを通して自分を解放して表現することで、自分自身への自信を持つことがここの学校で指導していることの、おおよそのゴールです。今回のエントリーした2人も最初はとても不安でした。

覚えることが苦手な児童がいます。集中力があまり続かないことが多い児童にはこちらも忍耐が必要です。気を長く持って休憩しながらも長い目で続けていくこと。焦らずに「なんとかなる」精神でいることが大事ですが、それよりもそういう「個性がある」ってことをこちらも把握しておくことも大事でした。またそのような個性をもつ人には言い換えれば「言い訳が多い人」という印象を周囲に与えてしまいがちです。単に「わがまま」で終わってしまうのはとても寂しい。

しかしそういう「個性」を持った児童も最終的にはきちんと暗譜してきました。歌詞もコードも全て暗譜することができました。児童のお母さんによると、今まで何一つ最後までやり遂げたことがない、と。言っていたけど、

最後までちゃんとやりきることができました。暗譜して自信を持って演奏したそのステージでは輝いていました。

周りの空気をいつも大人のように判断でき、それゆえに自分の気持ちをなかなか押し殺してしまうような児童もいます。しかしうちに秘めた熱いものを持っていて、あえてガツガツを出さないようにしている人もいるでしょう。私もそういう子供でしたので、よくわかります。私も小さい頃からはしゃぐのが苦手でいつもクールで「大人のような子供」でしたから、なんとなくそういう子には親近感を覚えます。

しかしそういう個性を持った子も素晴らしい演奏後に、一目もはばからず大きな涙を流していました。ワンワンと止めどない涙を。たくさんの人がいる前で号泣していました。

ああ、よかったなって。自分の気持ちを素直にあふれ出すことができて。本当によかったなと。思いました。

演奏後、次々に賞をもらったキッズたちがステージに登っていきました。私は生徒を賞へも導くことができず、とても悪いことをした気持ちに少しなりました。なんとも言えない気持ち。ハワイを嫌いになって欲しくないし、ウクレレなんてもういやだと言われたらどうしようって。

翌日、彼らは輝いていました。ウクレレピニニックインハワイでの数々のアーティストの演奏をみて、新しいウクレレも購入して。最後に言ってくれた言葉は

「また来年も必ず来たいです」

でした。

ああ、よかったなって。私、間違ってなかったなって、そう思いました。

自分の思うような結果が出た時も、そして出なかった時、コンテストのような順位を決めるものに出演して狙いどうり賞を取れた時、はたまたダメだった時。どちらもとても大事な局面ですが、私は「うまく行かなかった時」ほど、その気持ちににげす、向き合って、その状況でもできる限りその局面に対して感謝することが大事だと思っています。

なぜなら人生には「うまく行かない」ことの方が多いから。うまく行かない時の方がメンタルをやられてしまうからです。うまく行かなくてもその状況に感謝することができれば自然とどんな時もいつもどうりの自分でいることができると思います。そういう癖を子供の時から、つけておけばいいだけです。

そのことを今回児童に伝え、ちゃんとノートに書き留めておくこと、を伝えました。それぞれ可愛いノートをプレゼントして、それになんでもいいから書き込んで言ってね。って。

私はほぼ毎日「サンクスノート」なるもに毎日寝る前に「Today’s Thanks / 今日のありがとう」 と思えることをプチ日記のように綴っています。だいたい5つから多くて10こくらいは毎日寝る前に「ありがとう」と思えることが一日を振り返って浮かんで来ますのでそれをただ書いているだけです。大抵が「人」だけど。例えば、私なら「姉」や「母」「父」、母のケアに入ってくれている「○○さん」にもサンクスと思えることがあればもちろん。ライブに出演した時はブッキングしてくれた「○○さん」や「お客さん」など。レッスンやWSがあった日は「レレレのみなさん」や「○○さん」など個人名でも。仕事で落ち込んでPCを持ち込んでスタバで仕事した時のスタバコーヒーが美味しくて救われた!と思たら、その日の「Today’s Thanks」に 「スタバのコーヒー」をも書くでしょう。そのくらいカジュアルなことでよくて、物や人や出来事でも。サンクスと思ったら書いたりします。気持ちが動いたら。

毎日、ちょっとしたことも目を背けず向き合う、振り返ることで、そして感謝することで、結局見えてくることは、何気ない毎日こそが、より一番大事なんだということがあたらめて思えるはずです。 何かをショートカットして輝かしい未来なんてありえなくて、いいことばっかりなんて人生もないです。周りをただ羨ましく思う毎日よりも、自分のただ何気ない毎日を周りの環境に感謝サンクスと一緒に愛情いっぱいに過ごせば、きっと輝かしい未来がすぐそこに見えてくるはずです。

みんな、愛してるよ!!

ハワイよありがとう
そしてやっぱり

「毎日が明日」 なんだ!









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